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完全自動化めざす「AI決算ロボット」
ROBON

会計事務所向けの法人税申告書自動作成ソフト「AI決算ロボット」が開発スピードを上げている。日本経済新聞の全面広告「AI全自動決算機、爆誕。」のキャッチコピーで話題を呼んだ製品だ。開発したのは(株)ROBON(東京・新宿区、代表取締役社長=中東源氏)。

開発の背景には、会計事務所の属人化と人材不足がある。会計ソフトと申告ソフトを連携するマッピング作業は手作業が多く、変更の都度、設定を直す必要がある。知識の浅い職員には負荷が重く、品質のばらつきも生じやすい。この「間の作業」をAIで自動化することが狙いだ。

主な機能は三つに整理できる。第一はデータの取り込み。過去の申告書(e-TaxのXMLファイル)や、会計ソフトから出力した残高試算表・総勘定元帳のCSVを読み込む。寄附金や受取配当金などの証憑類はPDFをAI-OCRで取り込む。指定寄附金や特定寄附金といった税法上の分類もAIが自動判断する仕組みだ。

第二は自動生成と根拠提示。データを投入すれば、仕訳数が数千件程度なら1分から2分程度で別表などを生成する。算出した数値の根拠となる仕訳や証憑は中間ファイルで明示され、ブラックボックス化を回避できる。税務調査への対応資料としても活用しやすい。

第三はAIチェックリストによる監査・アラート機能だ。国税庁が公表する指針も含め、170項目以上の確認をAIが自動で行う。住所の相違、別表間の相関エラー、計算値の不一致などを検出し、経験の浅い担当者でも確認作業がしやすい。事務所独自のチェックリストを追加するカスタマイズ機能も計画中だ。

申告ソフトとの連携は、現状では(株)NTTデータの「達人シリーズ」向けCS…

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