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第111号 2026.6.1

経営助言に活かす生成AI講座 -(5)
コンサルティングプロンプトでSWOT分析を実践(2)

(株)アールイー経営 代表取締役 嶋田 利広

確かにAIを使えば、SWOT分析をしても「それらしい回答」が出てきます。しかし、そこには注意が必要です。それは前号でも述べた通り「固有情報をとことん細かく伝えないと、その回答結果は「業界一般論になりがち」だということ。だからチェーンプロンプトで段階的に情報入力が必要なのです。前号では生成AIでSWOT分析(強み分析)を行う際のチェーンプロンプトを解説しました。今回は「機会分析」と「強み×機会=積極戦略」の考え方、チェーンプロンプトを紹介します。

「機会分析」のコツ

クロスSWOT分析において、「機会分析」を多くの方が誤解しているように思います。その「コツ」を紹介しましょう。

1 ニッチな可能性と顧客の「困りごと」に焦点を当てる

機会分析はSWOT分析の「肝」であり、業界の一般的な方向性やマクロ環境だけを見るのではなく、「小さな可能性」や「ニッチなニーズ」を見つけることが重要です。大手企業が狙うような設備投資の大きい激戦区ではなく、自社の強みが活かせるブルーオーシャンを探ります。具体的には、既存客や新規客が使ううえでいら立っている「困りごと」や、想定外の使われ方をしている「予期せぬ成功」にチャンスが隠れています。また、普段取引の少ないB・Cランクの顧客のニーズや、「お金を払ってでもここまでしてほしい」といった高価格帯需要にも目を向けることがポイントです。

2「なぜなぜ分析」による徹底的な深掘り

表面的な顧客の声をそのまま受け取るのではなく、「なぜその顧客はそう言ったのか?」「なぜ他社ではなく自社に依頼したのか?」と、5W2Hで根掘り葉掘り質問を繰り…

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