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業務ソフトの工場見学 第2回
株式会社ジョブカン会計 取締役CTO 藤原 尚紀

 Windowsアプリからクラウドへのシフトが進む。過去を振り返れば、会計事務所の商売道具である会計・税務ソフトが、いわゆる専用機やDOSからWindowsへ移行するころの苦労を思い出す。その裏にある開発者の苦労を知ることでクラウドシステムの見え方も変わるかもしれない。業務ソフト一筋のあるエンジニアに業務ソフトの工場見学の案内係をお願いした。


 前回(第1回)はMS-DOSからWindowsアプリケーション開発へのパラダイムシフトについてお話ししました。今回は、現在のメインストリームとなったWebアプリケーション開発への転換について触れたいと思います。

 Webブラウザが開発現場に訪れたのは、ちょうどWindows95版(1995年)を開発中の頃でした。このプロジェクトは、その直前に大変な状況でリリースした初のWindows版(1994年)から、文字通り息をつく間もなく開始されました。内容は16bitから32bit版OSへの対応であり、またもやゼロからの開発を余儀なくされる状況でした。

 この開発をスタートした頃、Netscape Navigatorが初の商用Webブラウザとして日本を席巻しました。私たち開発メンバーも、業務の隙を見てはNetscapeに触れたり、自分のホームページを作ってみたりもしていました。

 Webアプリは、インターネット環境とブラウザさえあれば、PC、スマートフォン/タブレット、MacやWindowsといったプラットフォームを問わず利用できる汎用性が魅力です。一方、従来のWindowsアプリケーションはPCにインストールされ、OS専用に動作します。この動作要件の…

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