税理士・会計事務所業界の“知る”を支える、情報プラットフォーム

ニュースやお役立ち情報を随時更新!最新のトレンドなら「税界タイムス」

“ベンサポ流 ” 前例なき成長モデル
中村総代表の理念が動かすメカニズム

 驚異的な成長を今も加速させているベンチャーサポートグループ。メディアや講演などからは距離を置き、経営に専念してきた総代表/中村真一郎氏の経営は、注目されながらもその実像は外部からは見えにくかった。10月3日、マネーフォワード主催「士業サミット2025」での辻庸介社長との対談により、その規格外の経営の輪郭がやっと見えてきた。 

 10月3日、マネーフォワードはニュースリリースを発表した。それは税理士法人ベンチャーサポートが顧問先1万社にマネーフォワードのクラウド会計ソフトの導入を達成したというものだ。会計業界では、桁違いの件数とスピード感だ。ベンチャーサポートグループ(以下、VSG)は、2003年、中村真一郎氏が税理士法人ベンチャーサポートを設立。わずか20年余りで全国57拠点、スタッフ総数1,550名、弁護士法人・司法書士法人など全11法人から構成されるVSGを作り上げ、その顧問先数は14,000社となり今なお成長が続く。マネーフォワード辻社長との対談から垣間見える、会計業界では規格外とも言うべきその経営方針や組織運営にはどのような特徴があるのだろうか。

■創業の原点

 中村氏の心の中には従来の会計事務所への一種の「苛立ち」があった。税務業務に対してではなく、顧客対応の遅さや先生業的な上から目線の態度、本当に困ったときに助けてくれないなどクレームの本質はコミュニケーションにあると促えた。そこから、「会計事務所はサービス業である」という基本方針が生まれた。顧客からのメールの返信は「5分以内」を徹底するのもサービス業なら当たり前という考え方だ。「先生」文化には良い面もあるという意見もあ…

この記事の続きを閲覧するには、
ご登録 [無料] が必要です。

第108号の目次