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青山財産&チェスター 統合記念講演会を開催

 (株)青山財産ネットワークス(代表取締役社長=蓮見正純氏)と税理士法人チェスター(代表社員=福留正明氏、荒巻善宏氏)は10月3日、統合を記念した特別イベントを開催した(写真)。基調講演で両社代表が相続・事業承継分野における税理士事務所の役割について語った。

 蓮見社長は、自身が2008年に船井財産コンサルタンツ(現・青山財産ネットワークス)の事業承継を引き受けた経緯を説明。公認会計士として監査法人や証券会社を経て、企業オーナー向けコンサルティング会社を設立した後、(1)事業承継の当事者としての経験、(2)上場による企業の継続性担保、(3)土地資産家と企業オーナー向けサービスの融合、という3つの理由から承継を決断したという。現在は企業オーナー、土地資産家、金融資産家を主な顧客とし、財産の承継・運用・管理を総合的に支援している。

 AI・DX時代における税理士事務所の経営戦略について、蓮見氏は「顧問先の悩みに耳を傾ける聞き役に徹することが重要だ」と強調。経営者が本音を打ち明けられる壁打ちの相手となるべきだと述べた。一方で、多くの事務所がノウハウ不足や税務以外の領域への躊躇から、事業承継の提案に踏み込めていない現状を指摘した。

 チェスターの荒巻代表社員は、「税務という専門領域から一歩踏み出し、顧客の広い悩みに寄り添う姿勢が成長の鍵だ」と補足。両氏は、これからの会計人には経営者の最も信頼できる相談相手としての役割がより求められると結論づけた。

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