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10年続く士業横断の学び
AI時代、専門家の価値を問い直す

(一社)57士業の会

(一社)57士業の会は、税理士、公認会計士、弁護士、社会保険労務士など、異なる士業を横断してつなぐ団体だ。「57」は昭和57年生まれを意味する。2024年7月に一般社団法人化し、東京・新宿区を拠点に活動を本格化させている。代表理事は社会保険労務士の鈴木理沙氏。2025年12月3日には「57士業の会10周年記念講演会」を開催しており、社団化以前から続く活動は通算10年の節目を迎えた。

士業の世界では、資格ごとの団体や勉強会は多い。しかし、世代を共通項にしながら、税務、会計、法務、労務などの専門家が横につながり、継続的に学び合う場を組織化している例は決して多くない。57士業の会は、単なる交流会にとどまらず、政策提言や事業承継・M&Aをテーマにした勉強会などを重ね、士業のこれからを考える場として活動を広げてきた。

士業横断でAI時代を議論

6月9日に開かれた勉強会(写真)のテーマは「AI時代の士業のリアル」。税理士、弁護士、公認会計士という異なる立場の3氏が、AIを前提とした働き方と報酬のあり方を語り合った。会場で参加者にAIの利用状況を尋ねると、ほぼ全員が実務で活用しており、ツールはChatGPT、Claude、Geminiの順に多かった。当日の議論は「AIをどう使うか」ではなく、「AIを使う前提で、士業はどう価値を出すか」という視点で進んだ。

パネリストとして登壇したのは、事業承継を受けた税理士事務所を職員12名から45名に拡大した公認会計士・税理士の矢﨑誠一氏、業務過多の時期にAIに救われたと語る開業弁護士の三好啓允氏、実家のフォークリフト修理会社の役員でもある公認会計士の古谷栄秀氏の…

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