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節税から成長支援へ税理士と事業家をつなぐ「税育」
(一社)日本税育協議会

「税理士はその業務を、経営者の面倒を引き受ける作業にとどめるのか。付加価値としてリスクの伴う節税提案にとどめるのか。それとも納税を信用に変え、顧問先の挑戦を支える存在になれるのか」――。(一社)日本税育協議会(大阪・大阪市、代表理事=笹圭吾税理士)が主催した「税育フェス2026」は、税理士の役割を改めて問い直す場となった。

同フェスは6月12日に大阪、18日に東京で開催された(写真)。各回の定員は100名の予定だったが、大阪は約120名、東京は約130名が参加。税理士や事業家が集まり、両会場とも盛況となった。会場では、単なるセミナーや交流会ではなく、「自分たちが税理士業界や社会をより良くしていく」という意思を持った参加者同士が主体的に交流し、新たな出会いや連携が生まれる場となった。

同会が掲げるキーワードは「税育」である。単なる税務知識の普及ではなく、「納税を企業の信用と成長につなげる考え方」を広げる取り組みである。節税だけで終わるのではなく、資金繰りや融資、利益計画、投資判断まで見据え、経営者の挑戦を支える税理士を増やすことを目的としている。事業者が真に必要としているサポートについて、パートナー企業(協賛企業)と税理士が学び合い、連携する環境を提供することで、日本の未来に必要な事業を創ることを目指している。

節税偏重からの転換

笹圭吾代表理事が強調するのは、「脱・節税文化」だ。これは節税そのものを否定するものではなく、過度な節税志向によって会社に資金が残らず、成長投資や資金調達の機会を失ってしまう状態からの転換を意味する。笹氏は会場で「会社を苦しめているのは、お金がないこと」と語り、…

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