
第53回TKC全国役員大会が7月16日、帝国ホテル(東京・千代田区)で開催された(写真)。「未来への岐路進化の道を歩き、社会を照らせ!」を統一テーマに掲げ、来賓を含め約1,200人が参加した。オープニングでは、高市早苗内閣総理大臣の祝辞も読み上げられた。
続く特別講演には(株)TKC(東京・新宿区)の飯塚真規社長が登壇。「税理士が使うAIはいかにあるべきか―TKCのAI戦略2026―」と題し、AIが税理士の仕事を奪うとの悲観論を明確に否定した。AI時代にこそ専門家の判断と経営助言の価値が高まると強調した。同社のAI開発コンセプトは3つ。データを外部AIに送らず自社基盤と直結して守秘義務を守る「ガバナンス・バイ・デザイン」、AIの行動範囲をFXクラウドなど業務システムの内側に限定して誤った回答を防ぐ設計「プラットフォームネイティブAI」、最終判断を必ず税理士などの人が担う「ヒューマン・イン・ザ・ループ」だ。勘定科目をAIの不確実な判断で「推論」させることを良しとせず、過去の月次巡回監査で、税理士が実際に確認・判定した正しい仕訳パターンをAIに参照させる仕組みを採用した。外部の生成AIに仕訳を作らせてクラウド会計に投入する手法が業界で広がるなか、同社はAIの活用方法で明確な一線を引いた。飯塚社長はAI導入の目的を効率化にとどめず「自計化のためのAI」と位置付けた。経営者が手元で業績を確認し、即座に打ち手を考える経営の速度を支え、税理士が思考と対話に時間を割ける環境の実現を目指す方針だ。
また、TKC全国会の坂本会長の講演では、同氏が導入を提案している会計監査論のリスクアプローチを参考に…
第112号の目次
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AI戦略発表で見えてきた2つの方向性
「SaaSの死」が語られるなか、会計ソフト大手がAI戦略を相次いで発表した。フリーとマネーフォワードは外部AIに門戸を開くMCP対応へ。一方、TKCはMCPを提供しないと明言し、AIを内蔵する道を選ん…
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TKC全国役員大会に1,200人
第53回TKC全国役員大会が7月16日、帝国ホテル(東京・千代田区)で開催された(写真)。「未来への岐路進化の道を歩き、社会を照らせ!」を統一テーマに掲げ、来賓を含め約1,200人が参加した。オープニ…
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会計連、63法人に拡大社会的プレゼンスの向上へ
(一社)会計事務所連携協議会(会計連、東京・中央区、理事長=本郷孔洋氏)は7月7日、加盟法人が63法人に拡大したと発表した。所属事務所の総従業員数は1.9万人、総顧問先数は16万社をそれぞれ超えたとい…
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銀行明細の入力を自動化
会計事務所業界に長年寄り添い、現場の声を製品づくりに反映してきた老舗ソフトメーカー、(株)シスプラ(群馬・高崎市、代表取締役社長=椛澤均氏)。同社は2026年6月、クラウド会計「KEEPERClub」…
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アプリ不要で証憑撮影!「ファイルBOX」がモバイル対応
(株)ミロク情報サービス(東京・新宿区、代表取締役社長=是枝周樹氏、以下MJS)は6月13日、クラウドストレージサービス「かんたんクラウドファイルBOX」のモバイル対応を始めた。スマートフォンで領収書…
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フリー「freee統合ワールド2026」
フリー(株)(東京・品川区、代表取締役CEO=佐々木大輔氏)は6月16日、経営とバックオフィスをつなぐ祭典「freee統合ワールド2026」を東京・新宿で開催した(写真)。会計とAIの融合が主軸となっ…
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全国からユーザーが集うAI時代のRPA活用を共有
RPA導入支援のASIMOV ROBOTICS(株)(アシモフ・ロボティクス)(東京・新宿区、代表取締役CEO/CTO=藤森恵子氏)は、7月15日、東京・新宿にてユーザー会を開催した(写真)。冒頭では…
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中小企業のAI導入を後押し
税理士が顧問先である中小企業のAI導入を支援する。その実践を目的に「日本AI税理士連盟(JATA)」が6月15日、東京・八重洲で設立キックオフを開いた。理事長には本郷孔洋氏(辻・本郷グループ会長)が、…
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税理士コミュニティ「税創会」始動
税理士の仕事には、人に聞きづらい迷いがある。条文や通達を調べれば、一定の答えは見つかる。AIに聞けば、論点整理も早い。それでも最後に残るのは、「この顧問先にはどう伝えるか」「自分なら、どこまでリスクを…
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審査する面接が人を逃す
「求人を出しても応募が来ない」「やっと採用しても、すぐに辞めてしまう」。本書は、所長のこの二つの嘆きに正面から向き合う。会計事務所に的を絞り、採用から定着までを丁寧につないだ実務書である。生産年齢人口…
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節税から成長支援へ税理士と事業家をつなぐ「税育」
「税理士はその業務を、経営者の面倒を引き受ける作業にとどめるのか。付加価値としてリスクの伴う節税提案にとどめるのか。それとも納税を信用に変え、顧問先の挑戦を支える存在になれるのか」――。(一社)日本税…
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10年続く士業横断の学び
(一社)57士業の会は、税理士、公認会計士、弁護士、社会保険労務士など、異なる士業を横断してつなぐ団体だ。「57」は昭和57年生まれを意味する。2024年7月に一般社団法人化し、東京・新宿区を拠点に活…
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税理士交流イベント「東海万博」
東海地域の税理士有志が立ち上げた交流イベント「東海万博2026」が、10月23日、ストリングスホテル名古屋(愛知県・名古屋市)で開かれる。昨年に続く第2回の開催で、税理士による事務所経営の対談や、参加…
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顧問先を導く融資支援の実務 第2回
顧問先から「銀行からいくら借りればいいでしょうか」と相談を受けた経験のある会計事務所の方は多いと思います。この質問に対し、「できるだけ多く借りておきましょう」「銀行が貸してくれるなら借りておきましょう…
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これがAIの達人だ! 第2回
AI秘書を導入しているKneesbee税理士法人では、法人の決算・申告書作成の自動化に着手し、すでに稼働を開始した!法人決算から申告書作成の準備までをAIが自律的にこなす仕組みが、Kneesbee税理…
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日本の農業は税理士が守る! 第6回
令和のコメ騒動で農業への関心は高まった。しかし、国民の多くは日本の農業の危機的状況を知らない。高齢化と後継者不足の深刻さは増すばかりである。課題は農作物の生産面だけではなく、事業承継や相続対策など、税…