税理士・会計事務所業界の“知る”を支える、情報プラットフォーム

ニュースやお役立ち情報を随時更新!最新のトレンドなら「税界タイムス」

経営助言に生かす生成AI講座 新連載-(1) 今の生成AIの使い方では、顧問先の付加価値は生まれない
(株)アールイー経営 代表取締役 嶋田 利広

 9月11,12日の「会計事務所博覧会2025」に出展して、いろいろな会計事務所の方や金融機関の方、既に当社とお付き合いのある税理士の方が当社のブースにお越しになり、情報交換をしました。今回の連載のテーマ「生成AI活用」は会計事務所の生命線になるかもしれません。そう感じたのには理由があります。それはいくつかの会計事務所や金融機関の方から博覧会で直接聞いた話です。会計事務所の方からは、

・生成AIが波及すると自分たちの業務が楽になると同時に、付加価値を出さないとやばくなる。

・これまでMAS業務(経営支援)には消極的だったが、そうも言っておられない状況だ。

・生成AIでコンサルティングをする場合、どんな形式になるのか教えて欲しい。うちの事務所は各方面で生成AIに詳しい事を今のうちからブランディングしたい。

金融機関の方からは、

・AIで事業計画書の素案が迅速にできれば、融資の稟議も早くできる。

・自分達は生成AIを使って業務ができないから、無料版の範囲で事業計画などのアドバイスもしたいのだが・・・

 今回の会計事務所博覧会のメインテーマに、多くの方が興味を持っているのです。

 しかし、思いとは裏腹に「効果的な生成AIの使い方」ができてない会計事務所も多く、さらに中小零細企業の経営者にも、まだまだ意識が低い方が多いのが、日本の実情です。

1.Google検索の延長線上の使い方では効果薄

 「うちの事務所は生成AIをいつも使ってますよ」。

 ある税理士所長がこう胸張っていました。で実際の使っている内容を聴いてみると、単発プロンプトで、知りたい情報を生成させる事がほとんどでした。これなら「Google検索の…

この記事の続きを閲覧するには、
ご登録 [無料] が必要です。

第107号の目次