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第107号 2025.10.1

早過ぎるAIの進化 動画から仕訳生成!?
すでに始まっている経営助言へのAI活用

AIの進化が止まらない。先駆的にAIの研究と実践に取り組む税理士法人の中には、早くもAI活用による劇的な業務効 率化を実現する例が出てきた。仕訳入力業務やルーチン業務をAIに任せる日の到来は予想以上に早いかもしれない。

化粧品やタバコを認識している!?

 スマホで複数枚の領収書を動画で撮影しても仕訳データが生成される。このAI仕訳生成システムを開発したのは、Knees bee(ニーズビー)税理士法人(東京・千代田区、代表社員=渡邊浩滋氏・写真)。

賃貸経営オーナーを専門とする職員数約25名の税理士法人である。注目すべきは、このAI仕訳生成システムは同税理士法人にとってAI活用のごく一部でしかなく、既にAIは業務効率改善とサービス品質向上に欠くことのできない存在として完全に機能していたということだ。

 名称は『AIブックピット』で、8月から他事務所にも試験的に提供を開始している。そこで本紙取材班で実験を試みた。コンビニのレシートを6枚ほど机に並べスマホで動画撮影し、AIブックピットの指定のフォルダにドラッグ&ドロップすると、数分で仕訳化される。読み取りミスなどはなく、適正と思われる勘定科目や消費税区分、摘要などが入力されている。なかでも、メモ欄には「品名:〇〇〇、〇〇〇。化粧品やたばこが含まれており、私的利用の可能性があります。経費として計上して問題ないかご確認ください」とある。レシートの明細の内容をAIは認識しているわけだ。従来のOCRは機械的に文字を読み取るだけであったが、意味を理解していることになる。レシート明細となると人間では瞬時に判断することができない。化粧品の商品名まで理解し…

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