税理士・会計事務所業界の“知る”を支える、情報プラットフォーム

ニュースやお役立ち情報を随時更新!最新のトレンドなら「税界タイムス」

第110号 2026.4.1

経営助言に活かす生成AI講座(4)
コンサルティングプロンプトでSWOT分析を実践(1)

(株)アールイー経営代表取締役 嶋田利広

生成AIの技術や情報に触れない日はないほど、生成AIを使うことが当たり前になった感があります。私が支援している会計事務所でも若手職員を中心に普通にAIを活用しています。また会計ソフトの業界でも生成AIをシステムに入れることで業務の効率化や高精度化を進めている動きが活発になってきました。生成AIを使えばもっともっと経営支援がスムーズにいくのに、こと経営支援に限っては「生成AIの活用レベルが低い」というのが実感です。以前の記事でも紹介したように、監査担当者の経営支援に対するメンタルブロックが相変わらずの原因であることは変わりありません。

そこで今号から、少しずつリアルな経営支援の現場で生成AIを使うチェーンプロンプトを紹介していきたいと思います。今回はSWOT分析を生成AIで使う場合の第1プロンプトである「企業プロファイリングプロンプト」、第2プロンプトである「強み分析プロンプト」について、考え方と実例をご紹介しましょう。

1.経営改善計画の基本戦略はクロスSWOT分析

多くの経営改善計画作成時にSWOT分析を使う方は多いようです。しかし、このSWOT分析を生成AIで使う時は、注意が必要。それは「一般的なプロンプトでは一般的な回答しか出てこない」ということです。ちなみにChatGPTやGeminiで「SWOT分析のプロンプトを出してください」とオーダーすると、それなりのプロンプトが出てきます。しかも1つのスレッドで4つのクロス分析まで。

これを見て、「素晴らしい。早速この内容で経営改善の基本戦略を書こう」とするのは、ちょっと危険です。それは、あまりにその企業固有情報が記載されてないし、段階…

この記事の続きを閲覧するには、
ご登録 [無料] が必要です。

第110号の目次