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日本発の経理特化AIが好成績 日商簿記1級で正答率99.8%
ファーストアカウンティング

OpenAI、Google、Anthropicの世界3大LLMが市場を席巻する中、日本のAIスタートアップが会計領域で存在感を示している。東証グロース上場のファーストアカウンティング(株)(東京・港区、代表取締役社長=森啓太郎氏・写真)は、自社開発の経理特化型AI「DeepDean」が日商簿記1級試験で99.8%の正答率を達成したと発表した。2級・3級は100%で、公認会計士試験短答式4科目でも満点を記録している。

注目すべきは約40億パラメータというコンパクトな構成で、汎用LLMを大きく上回る精度を実現した点だ。簿記1級の合格率は10~15%前後で、連結会計や原価計算など上場企業実務レベルの高度な知識が問われる。通常の経理スタッフの知識水準を超えるこの成果は、同社が掲げる「経理シンギュラリティ」の実現に向けた一歩と言える。

同社は経理AIプラットフォーム領域で売上シェアNo.1を獲得し、味の素やサントリーなど多数の大企業への導入実績を持つ。今後はOCRやBPOでは難しかった仕訳・起票作業の自動化をめざす。大企業の経理部門にとどまらず、人手不足が深刻な会計事務所業界への波及も期待される。同社はすでにほとんどの会計ソフトにAI-OCR機能を提供している。今後、各社がAIを活用したサービスを開発するなかで、この技術を応用することにより、世界3大LLMにすべてを頼るのではなく、国産の経理特化AIとして、中小企業や会計事務所の働き方を根本から変える成果に期待したい。

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