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第109号 2026.2.1

経営助言に活かす生成AI講座(3)監査担当者のプロンプト技術を上げるコツ
(株)アールイー経営 代表取締役 嶋田 利広

弊社が支援している会計事務所でも、監査担当者による生成AIの活用は徐々に進んできました。ただ、その使用頻度やプロンプトの内容にはかなりの個人差があります。使っていない職員はまだまだ多く、「Google検索の延長線上」の使い方しかしていません。使っている方の職員でも、「単発プロンプト」が主体で、「聞きたい事」「調査したい事」の回答を求める使い方です。

しかし、何回も言っている通り生成AIは「推論」させてこそが、その使い方の真骨頂です。生成AIは「頭はアインシュタイン級の天才が何十人いるが、心は小学生」と言われます。指示する言葉(プロンプト)が悪ければ、思うように動きません。

そこで今回は改めて、経営支援に使うプロンプト技術について述べたいと思います。

1,思ったものが生成されないダメなプロンプト

ChatGPTでもGeminiでも、質問をすれば、必ず何らかの答えが返ってきます。しかし、もしあなたがこんなプロンプトを入力しているなら、「生成AIの答えって、使えない」と思う事でしょう。それは

⑴「〇〇の事について教えてください。」(抽象的すぎる質問)

⑵「〇〇をした場合、どんなやり方があるか教えてください。」(前提条件、制約条件を省略)

⑶「〇〇を出す時、〇〇も含めて、〇〇の要素を入れて、〇〇が求める内容を書いてください」(複数要件を同時に詰め込み過ぎ)

⑷「感覚的な言葉を出した質問」(禁止事項や除外条件を曖昧に書く)

⑸「経営計画のフォーマットを作って」(参照情報やフォーマット指定をしない)

これらのプロンプトも問題ですが、それ以上に「ダラダラプロンプト」では、生成AIも的外れな回答を連続してアウトプ…

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