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TKC全国会 600名参加の政策発表会 坂本会長が業界二極化を分析

 例年1月に開催されるTKC全国会の政策発表会は、1月16日グランドプリンスホテル新高輪にて、TKC全国会の関係者のほか、政界、官界、学会、税理士会計士業界、金融機関や提携企業など600名により盛大に実施された。

 TKC全国会会長の坂本孝司氏は、TKC全国会の基本方針でもある税理士の4大業務(税務・会計・保証・経営助言)を徹底し月次決算体制の構築をさらに前進させるよう呼びかけた。業界の「二極化」については、弊紙を含め、巨大化する税理士法人と多くの個人事務所の規模の差が拡大する状況を指す場合が多い。これに対し坂本氏は、(1)会計事務所内のDX化だけに主眼を置き、記帳代行や起票代行をデジタル化して大量の顧客を獲得しようとするグループ(2)関与先企業に対してもDXを推進し、シームレスで一気通貫のクラウドシステムにより事務所内の生産性向上と同時に、高付加価値を提供しようとするグループの2つに分けて「二極化」を定義した。坂本氏は、前者は目先のニーズに応えるため、顧客を獲得しやすいが、税理士法への準拠義務に課題があり、経営助言も行いにくいと指摘。TKC全国会は後者を推進していく考えを示した。講演では、TKC方式の自計化ソフト「FX2」の導入が35万社に達していることも紹介された。根拠ある数字を公表している中で、同ソフトは国内で最も導入数が多い関与先向け会計ソフトと言えそうだ。

 今年はTKC創業60周年でもあり、臨済宗円覚寺派管長・花園大学総長の横田南嶺氏の記念講演も実施された。「禅の教えに学ぶ」を演題に、教祖・経典がない珍しい宗教である禅宗を、その歴史を踏まえてやさしく俯瞰した。その中で、…

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