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地域特化の事業承継「ツグナラ」
買手企業名公開型プラットフォーム、15都府県に拡大中

水沼啓幸氏

地域の経営資源を絶やすことなく未来へ引き継ぐための支援サービスが、全国に広がりはじめている。その名も「ツグナラ」。地域特化型のM&Aプラットフォームのビジネスモデルが評価され、2020年にはグッドデザイン賞を受賞している。

運営会社は、2010年から地域に根差した経営支援を理念に掲げる(株)サクシード(栃木・宇都宮市、代表取締役=水沼啓幸氏・写真)。「ツグナラ」は地域密着の税理士・会計士との協業を重視しており、全国の会計事務所との連携を強化する方針だ。

「ツグナラ」の最大の特徴は、M&Aにおける買手企業の社名を公開している点にある。

これらの優良企業は「ツグナラ企業」と呼ばれ、基本情報だけではなく、経営理念を重視した長文のメッセージが掲載されている。代表者の写真とともに、その企業の歴史や理念を深く知ることができる構成だ。

ツグナラ企業には運営会社による審査があり、業界や地域発展に意欲的な企業のみが紹介される。後継者がいない企業にとっては、同じ地域内で適切な承継先を見つけやすくなる仕組みとなっている。

一般的なM&Aでは、売手企業が仲介者やFA(ファイナンシャル・アドバイザー)を通じて買手を探すのが一般的だが、ツグナラはその逆のアプローチをとる。あらかじめ地域ごとに信頼できる買手候補の情報を公開し、売手企業がそれらから選べる仕組みだ。

売手企業がツグナラ企業に興味を持った場合、運営事務局に連絡し相談する流れとなる。運営事務局はツグナラ企業への取材も行っているため、買手候補の選定におけるマッチング精度が高まる点も特徴の一つだ。

ツグナラによって繋がった売手と買手のM&A交渉は「ツグナラ専門家…

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