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弥生「ZEXT AIエージェントβ版」開始-対話を通じた情報の整理・要約・レポート生成

弥生「ZEXT AIエージェントβ版」開始-対話を通じた情報の整理・要約・レポート生成

弥生株式会社は2026年7月16日、会計事務所向けクラウド業務システム「ZEXT(ゼクスト)」において、生成AIを活用した新機能「ZEXT AIエージェントβ版」の提供を開始したと発表しました。Claude APIを基盤とし、対話を通じて情報の整理・要約・レポート生成を行う点が特徴です。ZEXT契約ユーザーであれば追加費用なしで利用できます(1日あたりの利用回数には制限があるとのこと)。

■対話するだけで情報整理からレポート作成まで完結

「ZEXT AIエージェントβ版」の核となるのは、AIとの対話を起点に、必要な情報を探し出し、整理して活用する、という一連の作業を代替する仕組みです。従来、スタッフが手作業で行っていた情報収集や要約、レポートのとりまとめを、チャット形式のやり取りだけで済ませられるようにしています。

例えば「今日/今週のタスクは?」と尋ねるだけで、担当する案件を優先度順に整理し、当日期限や期限超過の案件を強調して一覧表示してくれます。また「●●(顧問先)の状況を教えて」と入力すれば、その顧問先の未完了タスクや直近の対応履歴・メモ、次に控える申告期限までをまとめて回答してくれるため、訪問前の情報収集にかかる手間を省くことができます。

■所長・管理者向けには稼働状況の可視化とレポート自動生成

所長や管理者に向けては、事務所全体の状況を素早く把握するための機能が用意されています。「今月のスタッフ別稼働レポートを出して」と依頼すれば、スタッフごとの完了タスク数・対応顧問先数・未了タスク数を表形式で出力し、「先月と比較してどう?」と続けて尋ねれば前月実績との比較も示してくれます。

さらに「工数が偏っているスタッフはいる?」と尋ねると、タスクの集中度や期限の密度をAIが分析し、負荷の高いスタッフと低いスタッフを対比して提示します。繁忙期を前に、特定のスタッフへ業務が集中していないかを事前に可視化できる点は、会計事務所特有の課題に対応した機能といえそうです。月末には「今月のサマリーを作って」の一言で、完了・未了のタスク数や対応顧問先数、スタッフ別実績、前月比の推移までを網羅したレポートを自動生成できます。

■今後は「AIに聞く」から「AIに任せる」へ

弥生は、今回のβ版はあくまで情報の整理・要約・レポート生成が中心の機能であるとし、正式版リリースにおいては、AIエージェントによる「業務の自律的な実行」へと進化させる方針を示しています。「情報を探す」「AIに聞く」という現状の体験を、将来的には「AIに任せる」体験へと発展させることで、会計事務所業務のさらなる効率化とAI活用の標準化を目指すとしています。

人手不足や繁忙期の業務集中が課題となりやすい会計事務所において、対話だけで日常業務が完結するこうした機能がどこまで定着していくか、今後の展開が注目されます。

(画像:弥生株式会社のプレスリリースから引用)

※参考:弥生株式会社プレスリリース(2026年7月16日)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000398.000015865.html

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