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freeeが医療法人向け専用プランを提供開始

freeeが医療法人向け専用プランを提供開始

フリー株式会社は2026年3月9日、医療法人に特化したクラウド会計パッケージ「freee for 医療」の提供を開始しました。医療・福祉分野で実績を持つ税理士法人日本経営グループの監修のもと開発されたこのプランは、医療法人会計基準への対応から多拠点管理、帳票自動化まで、医療法人のバックオフィス課題を統合的に解決することを目指しています。

 

「freee for 医療」

https://www.freee.co.jp/lp2/medical-care/for-medical/

■ 「freee for 医療」とは何か

「freee for 医療」は、「医療法人・病院の黒字経営を支える」をコンセプトに掲げる医療特化型のパッケージプランです。主に三つの機能面で医療法人の会計実務を支える設計となっています。

(1)最新の会計基準・法令への完全準拠

「医療法人会計基準」および「病院会計準則」に準拠しており、法人格ごとに異なる複雑なコンプライアンス要件をカバーしています。法令改正や税制変更についてもクラウド上でリアルタイムにアップデートされるため、常に最新かつ正確な状態で処理を行える点は実務上の大きなメリットといえます。

(2)多拠点・複数施設の会計データの一元管理

病院・診療所・介護施設など異なる形態の施設の会計処理を単独のプラットフォーム下で統合管理できます。グループ全体の財務状況をリアルタイムで把握し、組織全体の意思決定を迅速化できる仕組みとなっています。

(3)医療法人特有の帳票作成の自動化

行政への提出が必要な特殊報告書類をはじめ、施設・部門別の貸借対照表(B/S)や損益計算書(P/L)といった複雑な帳票を、簡単な操作で自動作成できます。これまで手作業で行っていた集計業務を大幅に削減し、ミスを防ぎながら業務の生産性を高められます。

■ 医療法人を取り巻く厳しい経営環境

2026年6月1日の診療報酬改定や「新しい地域医療構想」により、医療・介護・障害福祉が一体となって患者を支える地域完結型の医療へのシフトがさらに加速する見通しです。これに伴い、施設間でのデータ共有や管理業務はこれまで以上に複雑化し、現場の事務的負荷が増大することが懸念されています。

会計業務においても、「病院会計準則」や「社会福祉法人会計基準」など、法人格ごとに異なる基準への対応が不可欠です。しかし従来のシステムではデータの加工や連携に多大な手作業を要したり、一般的なソフトでは医療法人特有の要件に対応できなかったりと、現場の負担は大きいままでした。

■ 税理士として今、何を問われているか

今回のリリースは、医療法人を顧問先に持つ税理士にとって、支援の幅を広げる契機となり得ます。複数施設を運営する医療法人では、異なる会計基準への対応や手作業での集計が現場の大きな負担となっており、単なる決算・申告対応にとどまらない踏み込んだサポートへのニーズが高まっています。業務効率化の枠を超え、データに基づく経営への足掛かりとなるツールが整いつつある今、顧問先に対して適切なタイミングで提案できる準備を整えておくことの重要性が、これまで以上に高まっています。

(画像:フリー株式会社のプレスリリースから引用)

※参考:フリー株式会社プレスリリース(2026年3月9日)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002031.000006428.html

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