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弥生のクラウド業務システム「ZEXT」、リリース半年で契約1,000件突破-会計事務所の運営管理はどう変わるか

弥生のクラウド業務システム「ZEXT」、リリース半年で契約1,000件突破-会計事務所の運営管理はどう変わるか

会計事務所の日常業務は、顧問先対応から日々の業務まで多岐にわたるが、こうした「事務所運営」の部分はこれまでシステム化が遅れてきた領域でもある。そうした状況に変化が生まれている。弥生株式会社が提供する会計事務所向けクラウド業務システム「ZEXT(ゼクスト)」が、2026年3月時点でサービス開始から約6カ月という短期間のうちに契約件数1,000件を突破した。

 

会計事務所向けクラウド業務システム「ZEXT(ゼクスト)」

https://www.yayoi-kk.co.jp/pap/lp/zext/

■ ZEXTとは何か-会計事務所の「見えない業務」を可視化するツール

ZEXTは、全国1万3,000超の会計事務所と連携してきた弥生が手掛ける、事務所運営に特化したクラウドシステムだ。顧問先管理と生産性向上を軸に設計されており、さらに顧問先への経営支援まで一連の業務を一つのプラットフォームでカバーできる点が大きな特徴となっている。

(1)顧問先情報の一元管理

顧問先ごとに必要な情報項目を型化して管理できる仕組みが整備されており、担当者が変わっても情報資産として引き継げる体制を構築しやすい。個人の頭の中にとどまっていた顧問先理解を、事務所全体のナレッジとして蓄積できる点は、組織としての継続性を高めるうえで重要な要素だ。

(2)タスク・工数管理と生産性分析

Googleカレンダーなど既存サービスとの連携に加え、決算期から逆算してタスクを自動生成する機能も搭載されている。日報や業務処理簿、資料回収の管理が連動して動くため、個々のスタッフの稼働状況や生産性を可視化でき、顧問料の適正化にも役立てることができる。

(3)顧問先への経営支援機能

「企業ドック」と呼ばれる機能を通じて、顧問先の定性的な課題を引き出す仕組みも備わっている。数字だけでなく経営の実態を把握したうえで顧問先に伴走できる体制を、事務所として整えやすくなっている。

■ なぜ短期間でここまで広がったのか

1,000件という数字が注目されるのは、その規模よりもその速さにある。2025年5月にβ版の提供を開始してから正式リリースまでの間も、ユーザーの声を拾い続け、リリース後6カ月で50件以上の機能アップデートを実施した。改善内容は弥生PAP会員専用ページで公開されており、何がどう変わったかを利用者が確認できる透明性の高い運営スタイルが、現場の信頼獲得につながったとみられる。

また、ZEXTの利用開始に際して1ライセンスは無料で使えるというコスト面での敷居の低さも、これまで業務システムを導入してこなかった事務所が試しやすい環境をつくっている。なお、利用には弥生PAPへの入会が必要となる。

 

税理士・会計事務所を取り巻く環境は、電子申告の義務化やインボイス制度への対応など、制度面での変化が続いている。こうした状況の中で、外部の制度対応だけでなく事務所内部の業務基盤をどう整えるかは、経営上の重要課題になりつつある。ZEXTのような専門特化型のクラウドツールが急速に普及しつつある背景には、そうした現場の切実なニーズがあると言えるだろう。

 

(画像:弥生株式会社のプレスリリースから引用)

※参考:弥生株式会社プレスリリース(2026年3月10日)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000366.000015865.html

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