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freee連携の証憑管理サービス「Resico」がアプリストアに登場-顧問先の自己申告精度を高めるツールとして注目

freee連携の証憑管理サービス「Resico」がアプリストアに登場-顧問先の自己申告精度を高めるツールとして注目

freeeで自力経理を行う中小企業経営者やフリーランスにとって、証憑管理は長らく悩みの種であり続けてきた。証憑が散逸した状態で届く資料への対応は、確認作業の時間を奪い、申告の品質にも影響しかねない。そうした課題を解消するサービスとして、株式会社UPRIVERが提供する「Resico(レシコ)」が、freee公式のアプリストアへの掲載を開始した。freeeユーザーの証憑管理を自動化するこのサービスは、顧問先の自己申告精度を高めるツールとして税理士にとっても注目に値する。

 

Resico公式サイト

https://resico.jp

■ 証憑の「抜け漏れ・突合漏れ」が決算業務を複雑にする

「請求書が揃っているか分からない」「この取引に対応する領収書はどこにあるのか」——こうした不安は、決算期に顧問先から相談を受ける税理士にとっても、決して他人事ではないはずだ。証憑が散逸した状態で届く資料への対応は、確認作業の時間を奪い、申告の品質にも影響しかねない。

Resicoは2025年3月にfreee株式会社の公式「freeeアプリストア」への掲載を開始した。freeeが定めるセキュリティ・品質の両面における審査を通過しており、信頼性の担保された外部連携サービスとして位置づけられる。

■ Resicoが実現する「収集・確認・紐づけ」の自動化

Resicoの基本的な仕組みは、GmailとfreeeをAPIで連携させることにある。Gmailに届いた請求書や領収書をAIが自動で検出・取得し、freeeのファイルボックスへアップロードする。その後、AI-OCRが証憑から金額・日付・取引先名などを読み取り、freee上の取引データと自動で照合。突合の候補をユーザーに提示し、ワンクリックで紐づけが完了する設計になっている。

税理士の立場から見て特に注目したいのは、このサービスが「税理士に渡す前のセルフチェック」を想定していることだ。決算申告のみ税理士に依頼している顧問先が、事前に証憑の網羅性を自己確認できる環境が整うことは、受け取り側の作業効率にも直結する。証憑が整理された状態で資料が届けば、仕訳の確認や申告書作成に集中できるようになる。

■ 税理士事務所が把握しておくべき理由

料金体系はスタータープラン(月額980円)からエンタープライズプラン(要相談)まで段階的に設定されており、30日間の無料トライアルも用意されている。

freee連携ツールの普及は、経理の「見える化」を加速させると同時に、税理士が担うべき役割の焦点をより付加価値の高い領域-税務判断や経営アドバイス-に移していく流れと軌を一にしている。Resicoのようなサービスが顧問先に根付くことで、証憑管理の属人的な作業が減少し、申告精度の向上と業務効率化が同時に実現される可能性がある。関与先のfreee活用状況に応じて、導入を検討する価値のあるサービスといえる。

(画像:株式会社UPRIVERのプレスリリースから引用)

※参考:株式会社UPRIVERプレスリリース(2026年3月3日)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000164491.html

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