毎年、確定申告シーズンになると関与先からの問い合わせが一気に増え、「この時期だけは本当に手が回らない」と感じている税理士の方も多いのではないでしょうか。
フリー株式会社が2026年1月に実施した調査では、フリーランス・副業をしている人の7割以上が確定申告に「孤独」や「不安」を感じた経験があると回答しています。多くのクライアントが「よくわからないまま何となくやっている」状態にある、ということでもあります。
こうした状況を受け、同社はクラウド会計ソフト「freee会計」の確定申告機能を今シーズン向けに大幅にアップデートしました。テーマは「ひとりじゃない、確定申告」。人によるサポートとAIを組み合わせることで、クライアントの自己解決力を高め、結果として税理士側の負担軽減にもつながる仕組みです。
■ クライアントが自分で進められる環境を整える新機能
(1)記帳・入力をまるごと代行する「入力おまかせプラン」
新しく始まった「入力おまかせプラン」は、日々の記帳や仕訳入力をfreeeの専門スタッフが代行するサービスです。「ソフトの使い方がわからない」「入力が合っているか不安」というクライアントにこのプランを案内しておくことで、税理士側が都度フォローしなくても済む環境を作れます。電話サポートや税務調査時の費用補償も備わっており、申告後の「何かあったら連絡して」という場面も減らせます。
(2)AIが初歩的な疑問をその場で解決
確定申告の作業中によくある「この用語はどういう意味?」「この項目は入力が必要?」といった問い合わせは、一件一件は小さくてもシーズン中に積み重なると大きな負担です。新機能の「寄り添い型AIチャット」は、クライアントが操作している画面に応じてAIがその場で説明してくれるため、税理士への"ちょっとした確認"の連絡を自然と減らすことができます。
(3)書類・レシートの入力をAIが自動化
「確定申告AI-OCR」を使えば、医療費の領収書や控除証明書をスマートフォンで撮影するだけで、AIが書類の種類を判別して自動入力してくれます。また、AIレシート要約機能ではレシートをカメラにかざすだけで金額・日付・内容を読み取り、二重登録も防止します。クライアントが持ち込むデータの精度が上がることで、税理士側のチェックや修正にかかる手間も減らせるでしょう。
■ クライアントの「自立」が、税理士の本来業務を守る
確定申告シーズンの忙しさの一因は、クライアントが「わからないまま丸投げ」してくることにあります。今回のfreeeのアップデートは、AIと専門スタッフのサポートでクライアントがある程度自力で進められる環境を整えるものです。クライアントが入力・記帳を自分でこなせるようになれば、税理士は申告内容の最終確認や節税アドバイスといった、より専門性の高い業務に集中できるようになります。関与先へのfreee導入や活用促進を検討している方は、今シーズンの新機能をぜひ参考にしてみてください。
(画像:フリー株式会社プレスリリースから引用)
※参考:フリー株式会社プレスリリース(2026年2月3日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001999.000006428.html
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