多くの経営者やご家族と話をする中で「成長戦略は立てるけれど、出口戦略は後回し」という現実を知り、事業承継や相続対策など、お客様が安心して次のステージに進むための準備をお手伝いする税理士として活躍されている吉元常予先生。
中小企業の事業の引継ぎを円滑にするための公的な専門窓口【事業承継・引継ぎ支援センター】でも多数の事業承継、M&A、相続対策などの相談を受けていらっしゃいます。
様々な悩みを抱えた経営者や相続のご相談にくるご年配の方から、厚い信頼を寄せられる理由とは。
2026.9.1
多くの経営者やご家族と話をする中で「成長戦略は立てるけれど、出口戦略は後回し」という現実を知り、事業承継や相続対策など、お客様が安心して次のステージに進むための準備をお手伝いする税理士として活躍されている吉元常予先生。
中小企業の事業の引継ぎを円滑にするための公的な専門窓口【事業承継・引継ぎ支援センター】でも多数の事業承継、M&A、相続対策などの相談を受けていらっしゃいます。
様々な悩みを抱えた経営者や相続のご相談にくるご年配の方から、厚い信頼を寄せられる理由とは。
目次
学生時代から勉強を始めて目指す方も多い税理士業界の中で、わたしは少し変わった経歴と言えるかもしれません。学生時代は簿記にも税務にも縁がなく、結婚・出産をしてから30代前半で税理士を目指し始めました。理由としては、当時勤めていた一般企業の事務職では給与が頭打ちになると感じていたこと。また個人事業主をやっていた時に税務署に言われるがまま確定申告をして、いまひとつ納得がいかなかったこと。さらに祖父が亡くなった時に相続のトラブルがあったこと、などが挙げられます。どれも自分に知識がないことで、納得のいく対応ができなかったことが悔やまれました。
そこで税務の勉強を始めようと意気込んだものの、最初は簿記すら知らなかったので、専門学校で学びました。その後、会計事務所で働きながら勉強を続けていましたが、家事育児も担いつつの生活だったので税理士試験を受験できない年もあり…40代になったときに「独立するなら46歳までに」と決意し、このままではいけないと大学院に進んで税理士資格を取得いたしました。資格を取得するまで15年、ずいぶんかかりましたが、最後は「ここまでやったんだから絶対に税理士になる!」という強い想いを貫いた形になります。そして当初の目標どおり46歳で開業し、現在3年目になりました。
開業したばかりのころは、どのようなお客様をターゲットにするか、とても悩みました。働いていた会計事務所では税務申告だけではなく、相続、事業承継、M&Aなど様々な案件を担当させていただいておりましたので、どのようなお客様でもお引き受けすることはできます。悩んでいるときに知人から「公的機関である【事業承継・引継ぎ支援センター】で、中小企業の経営相談をうけられる人を探しているよ」と勧められて応募してみたところ、採用していただくことができました。そこからは週の半分は在籍して、事業承継やM&Aなど、経営にまつわるご相談を受けています。
公的機関に出務して気づいたのは、中小企業のお客様たちは「成長戦略は熱心に描いてきたけれど、出口戦略については後回しになっている」ということ。事業を承継するにしてもM&Aをするにしても、すべてが初めてのことで知識もないので、何をしたらいいのかわからないと不安になっているのです。
そんな時に公的な立場から税理士でもあるわたしが第三者的なアドバイスをすることで、皆さんとても安心されますし、その後も「ぜひ先生に相談したい」とお声がけいただくこともあります。次第に事業承継や相続など、「今あるものを次世代に渡して、次のステージに進む準備」のお手伝いをするようなご相談のお客様が増えていきました。
ある2代目社長から「事業承継したいけれど、先代社長との間にはいってくれないか」というご相談をいただいたこともあります。先代は70代だったのですが、まだまだお元気で自分が育ててきた事業に愛着もある、しかしいつかは2代目に完全に引き継がなければならないのもわかっていらっしゃる。お話を聞いていて思うのは、税理士が対応できる税務のことは問題のほんの一部の上澄みで、多くは気持ちの問題なんだなと。皆様が納得できるよう絡まった糸をほぐして、気持ちも税務も整理してあげることができるのが税理士の役割ではないかと思っています。
税理士が公的機関を利用して顧問先の満足度をあげるための方法については別コラム
【顧問先支援の新常識! 税理士が知るべき公的機関連携の活用術と成功の条件】
でもご紹介させていただいておりますので、ぜひご一読ください。
わたしが仕事をする上で何より大切にしているのは「お客様が大事にしているものを、わたしも一番大事にする」という姿勢です。それは事業であったり、お子様だったりペットであったり、それぞれ違うのですが、これだけは守りたいという想いをお話の中から汲んでいくのを心がけています。
「そろそろ引退を考える時期だが、事業承継の準備が何もできていない。経営者保証も外したいのに…」
「相続税がどれくらいかかるのか想像もつかず、高額な税金に不安を感じる」
などのお声から、まずは相手の話をしっかりと聞いて、そこからわたしができることをお話します。心配事を整理して、具体的に必要な手続きをご案内、サポートするという流れです。
万一わたしでは難しいなと思った場合や、もっと適任者がいるなと感じた場合にははっきりとお伝えもしています。わたしの周りには信頼できる優秀な司法書士や弁護士の先生が多く、かつ同じ女性の方も多いので、なるべく話しやすい方がいいとご希望されるお客様にはご紹介しますし、喜んでいただけているのではないでしょうか。
またわたしは「相続カフェ」という、相続に関する疑問や質問を気軽に解消できる少人数のセミナーも開催しています。対面でもWebでも2か月に1回の開催で、参加費は500円。相続の相談ができる税理士を探すのも大変だったと話すお客様も多いことから、気軽に参加できる場としてこれからも継続していくつもりです。お金の話だからこそ、税理士の人柄や信頼できるかどうかの判断のハードルが高いのは当然なので、こういった場が相続に悩む方の助けになればと思っています。
現在、税理士業界は男性が多く、女性は少ないのですが、これからはもっと増えていくのではないかと思っています。わたしの周りでも独立されている女性税理士の方は多くいらっしゃいますので、若い女性税理士たちも、そういった先輩方をロールモデルにできるのではないでしょうか。ライフステージで働き方に影響を受けやすい女性にとっては、税理士資格を持っていることで、年齢や場所にとらわれない働き方ができるのもいいところです。
税理士の仕事というのは、どうしても人の気持ちを汲んで働くウェットな部分があるとわたしは思っています。よくAIが発達すると税理士の仕事はなくなる、なんて言われたりもしますが、数字の部分というのは本当に一部なんです。そこに隠されたお客様の本音の部分を聞き出して、経営者や家族が安心して次に進めるようにする、感情ケアの部分は決してAIには代われないのではないでしょうか。そういう意味でも、細やかな気遣いのできる女性の税理士の需要はこれからも伸びていくと思います。
会社をどう残すか、ご家族に何を遺すか、そのために今何ができるのか──わたし自身もそんなお客様の問いに、ひとつずつ具体的な答えを出していくことで、「安心して話せた」「数字が“意味”になった」そんな風に感じていただける税理士でありたいと願っています。
| 事務所名 | 吉元税理士事務所 |
|---|---|
| 所在地 | 神戸市中央区琴ノ緒町3丁目2-22 シェワズレガリア402号 |
| メールアドレス | info@yoshimoto-tax.com |
| 公式HP | https://yoshimoto-tax.com/ |
| 費用の目安 | 法人のお客様 https://yoshimoto-tax.com/corporation/ 個人のお客様 https://yoshimoto-tax.com/individual/ |
| 得意分野 | 事業承継 相続対策 M&A 金融機関対策 |